Item Registration:メタデータ入力

目的・用途

Item Registrationの一部として、画面上の入力欄でメタデータを設定する。

利用方法

ワークフローで、Item Registration画面を表示する。

利用可能なロール

ロール システム
管理者
リポジトリ
管理者
コミュニティ
管理者
登録ユーザー 一般ユーザー ゲスト
(未ログイン)
利用可否

※一般ユーザーは、ロールとして利用可能に設定することはできないが、個別のユーザーをAction Userとして設定することはできる。

機能内容

1. アイテムのメタデータを入力する

  • 【アイテム登録画面】に入力するアイテムのメタデータを表示する

  • 【Administration > アイテムタイプ管理(Item Types) > メタデータ(Meta)画面】で設定したOptionに応じて、アイテム登録/編集画面におけるアイテムタイプ項目の表示を制御する

    • メタデータ画面のItem Nameに対するOption属性に「Required」を設定した項目は、アイテム登録/編集画面の表示時に「Required」パネルに配置し、パネルを展開可能とする
      「Required」を設定した項目のラベルの右側に「 * 」と付けされる

      • Item Name配下のAttributeに対するOption属性「Required」はこの制御の対象としない
    • メタデータ画面のItem Nameに対するOption属性に「Multiple」、「List Display」、「Specify Newline」を設定したものを「Optional」パネルに配置し,パネルを開閉可能とする

    • 以下の項目は本ストーリーでの対応の対象としない

      • サムネイル(Thumbnail)

      • Contributor

      • 公開日(PubDate)

      • フィードバックメール送信先(Feedback Mail Destination)

  • 日付のフォーマットで定義されるプロパティまたは属性に対して、3つのフォーマット(YYYY-MM-DD、YYYY-MM、YYYY)が入力できる

    • 入力方法はカレンダー入力、または手入力である

    • デフォルト値はサーバ日付(/api/admin/get_server_date)を利用する

    • 無効な日付が入力された場合のチェックを行う

      • modules/weko-theme/weko_theme/static/js/weko_theme/search_detail.js

      • modules/weko-theme/weko_theme/static/js/weko_theme/top_page.js

  • 作成者プロパティへの著者情報の入力

    • 「著者DBから入力」(From author DB)ボタンを押下すると、著者DBの検索ウィンドウが表示される

    • 「検索」ボタンを押すと、【Administration > 著者DB管理(Author Management) > 編集(Edit)】で登録された著者DB一覧を表示する

    • [入力(import)] ボタンを押すと、選択した著者情報をメタデータの各エリアに入力する

    • 「Add Author」ボタンを押すと、著者登録画面が表示され著者情報を登録することができる(登録すると著者DB管理画面にも反映される)

    • 作成者識別子"WEKO"のデータ部分はユーザーでの編集は不可とする(作成者識別子Scheme, 作成者識別子URI, 作成者識別子はグレーアウトする)

    • アイテム登録時にDB, ESに"author_link"という情報を持たせ、アイテムと著者DBの紐づけを行う

    • アイテムとの紐づけを行わない(解除する)場合は、「作成者」パネル内の各入力エリアの右上にある[×]で紐づけを解除する

    • アイテムで個別に編集した作成者の項目は、Adminの著者DBには反映されない。
      なお、アイテムで個別に編集した後に著者DBから著者を取り込むと、個別編集した項目は上書きされる

2. アイテムのメタデータを自動入力できる

  • Web APIのアカウント情報を設定する

    • 【Administration > 設定(Setting) > WebAPIアカウント(WebAPI Account)画面】にアイテムメタデータ自動入力機能で連携するWeb APIのアカウント情報を設定する
      現在、CrossRefのみ対応している

    • 設定項目は以下とする

      • 「入力タイプ」(Input Type) :タイプを選択する

      • 各種APIに必要なアカウント設定フィールド

        • 入力タイプで "CrossRef" を選択した場合は、以下の入力フィールドを表示する
          「CrossRefクエリサービスアカウント」(CrossRef Query Services Account)
    • Saveボタンを押すと設定情報が保存される

    • 保存した設定情報は、アイテムメタデータ自動入力機能におけるAPIアカウント認証で使用する

  • アイテムメタデータを自動入力する

    • アイテムメタデータ登録画面に「メタデータ自動入力」(Automatic Metadata Input)ボタンを押すと、メタデータ自動入力のポップアップが表示される
      「ID選択」プルダウンにタイプを選択し、「取得」(Get)ボタンを押すと書誌情報が取得される形とする
  • CrossRef API経由でアイテムメタデータを入力する

    • 「CrossRef」を選択し、DOIの値をテキストフィールドに入力して「取得」(Get)ボタンを押すと、【Administration > 設定(Setting) > WebAPIアカウント(WebAPI Account)画面】に設定されたAPIの利用にあたり必要なクレデンシャル情報(CrossRef Query Services Account)で書誌情報が取得される

      • 取得データは、アイテムの対応項目および対応するJPCOARマッピングが設定されたメタデータ項目に自動入力される
        取得データの入力先メタデータ項目
# 要素 JPCOARスキーマ
1 article_title dc:title
2 author jpcoar:creatorName
3 contributor(contributor_role属性が editor, chair, translator) jpcoar:contributorName
4 contributor(contributor_role属性が editor, chair, translator 以外) jpcoar:creatorName
5 organization(contributor_role属性が editor, chair, translator) jpcoar:affiliationName
6 organization(contributor_role属性が editor, chair, translator 以外) jpcoar:affiliationName
7 journal_title jpcoar:sourceTitle
8 volume jpcoar:volume
9 issue jpcoar:issue
10 first_page jpcoar:pageStart
11 last_page jpcoar:pageEnd
12 year datacite:date(dateType="Issued")
13 issn jpcoar:sourceIdentifier(identifierType="ISSN")
14 isbn jpcoar:relatedIdentifier(identifierType="ISBN")
15 doi jpcoar:relatedIdentifier(identifierType="DOI")
  • CiNii API経由でアイテムメタデータを入力する

    • 「CiNii」を選択し、CRIDをテキストフィールドに入力して「取得」(Get)ボタンを押すと書誌情報が取得される

    • 書誌情報の取得は、CiNii API を利用する
      [CiNii ResearchのJSON-LD]
      https://support.nii.ac.jp/ja/cir/r\_json

    • 取得データは、アイテムの対応項目および対応するJPCOARマッピング(jpcoar_v2_mapping)が設定されたメタデータ項目に自動入力される

      取得データの入力先メタデータ項目

データ パス 対応するJPCOARマッピング
タイトル dc:title dc:title
別タイトル dcterms:alternative dc:title
成果物識別子 productIdentifier.identifier(type=xx) jpcoar:relation
著者名 creator.foaf:name jpcoar:creatorName
著者識別子 creator.personIdentifier
著者所属名 creator.jpcoar:affiliationName
寄与者名 contributor.foaf:name jpcoar:contributorName
寄与者所属名 contributor.jpcoar:affiliationName
寄与者識別子 contributor.personIdentifier
収録物識別子 publication.publicationidentifier
収録物名 publication.prism:publicationName jpcoar:sourceTitle
収録物発行日 publication.prism:publicationDate
publication.prism:volume jpcoar:volume
publication.prism:number jpcoar:issue
開始ページ publication.prism:startingPage jpcoar:pageStart
終了ページ publication.prism:endingPage jpcoar:pageEnd
総ページ数 publication.jpcoar:numPages jpcoar:numPages
発行者 publication.dc:publisher dc:publisher
日付 publication.prism:publicationDate datacite:date
収録誌のNCID publication.publicationIdentifier(@type=NCID) jpcoar:sourceIdentifier
収録誌のISSN publication.publicationIdentifier(@type=ISSN) jpcoar:sourceIdentifier
学位授与番号 ndl:dissertationNumber
学位名 ndl:degreeName
学位授与年月日 ndl:dateGranted
学位授与機関識別子 degreeAwardInstitution.institutionIdentifier
学位授与機関名 degreeAwardInstitution.jpcoar:degreeGrantorName
学会、会議名 jpcoar:conferenceName
開催地 jpcoar:conferencePlace
開催期間(開始日) jpcoar:conferenceDate.jpcoar:startDay
開催期間(開始月) jpcoar:conferenceDate.jpcoar:startMonth
開催期間(開始年) jpcoar:conferenceDate.jpcoar:startYear
開催期間(終了日) jpcoar:conferenceDate.jpcoar:endDay
開催期間(終了月) jpcoar:conferenceDate.jpcoar:endDay
開催期間(終了年) jpcoar:conferenceDate.jpcoar:endDay
助成機関名 fundingProgram.notation
関連物関連タイプ relatedProduct.relationType
関連物識別子 relatedProduct.productIdentifier
関連物タイトル relatedProduct.jpcoar:relatedTitle
抄録タイプ description.type typeはAbstraction固定
抄録本文 description.notation dc:description
主題URL foaf:topic.@id jpcoar:subject
主題タイトル foaf:topic.dc:title jpcoar:subject
バージョン datacite:version
言語 dc:language
  • 指定したWEKOIDのデータを流用してアイテムメタデータを入力する

    • 「WEKOID」を選択し、recidの値をテキストフィールドに入力して「取得」(Get)ボタンを押すと、書誌情報が取得される

      • PersestentIdentifier.getを用い、pidstore_pidテーブルからレコードID(object_uuid)を取得する

      • JPCOARスキーママッピングが一致した項目について、メタデータを流用入力する

        • recidに指定したアイテムと、編集対象のアイテムのアイテムタイプが異なっていても、JPCOARマッピングが一致した項目について流用入力する

        • マッピングしていない項目は流用入力対象外とする

      • データ流用時(「Get」ボタン押下時)に、取り込み対象アイテムの参照権限があるか権限チェックを行う

        • 非公開のアイテムについては、自分が参照できるアイテムでなければ流用入力できない

        • ただし、参照権限があっても(ロールによらず)Hide設定がされた項目については流用入力できない

  • 制限公開用のアイテムタイプに対して、いくつかの項目が自動入力されて、アイテム登録画面に非活性の状態で表示される
    対象項目は、以下のファイルを参照する

    • ファイル: 別紙「利用申請および利用報告アイテムタイプ.xlsx」

      • 「利用申請」シート:「利用申請」と「二段階利用申請」アイテムタイプの説明

      • 「利用報告」シート:「利用報告」アイテムタイプの説明

  • 「Automatic metadata input」からメタデータを自動入力した際、ISBN/ISSN/DOIはすべて「jpcoar:sourceIdentifier」にマッピングされるが、このマッピング情報がアイテムタイプに複数存在する場合は、1つ目(1番上)のプロパティにのみセットする

  • 関連モジュール

  • 「weko_workflow」:アイテム編集可能な権限をチェックする処理モジュールである

  • 「weko_items_ui」:メタデータ登録を管理する処理モジュールである

  • 「weko-items-autofill」:メタデータ自動入力用のデータを取得する処理モジュールである

  • 処理概要

選択されたメタデータを表示する処理

2. 設定

設定 説明 デフォルト値 実装箇所
WEKO_ITEMS_UI_SAVE_FREQUENCY メタデータ登録画面における自動セーブ機能 10分 modules/weko-items-ui/weko_items_ui/config.py
  • 更新履歴

日付 GitHubコミットID 更新内容

2024/04/14

cd0183f59a16928be2511e33e4495a3376f143c9 v1.0.6

2023/08/31

353ba1deb094af5056a58bb40f07596b8e95a562 初版作成

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