詳細検索

• 目的・用途

本機能は、ユーザーがアイテムを検索する際に用いる機能である。
タイトルや著者名等の項目を指定し、複数の項目を掛け合わせて検索を行うことで、目的のアイテムを見つけることができる。

• 利用方法

トップページ画面の[Top]タブにあるキーワード検索テキストボックスの右側にある[詳細検索（Advanced）]ボタンを押下する。
詳細検索条件入力エリアが表示されるので、条件を入力し、詳細検索エリアの最下部にある[検索(Search)]ボタンを押下することで、検索結果が表示される。

• 利用可能なロール

• 機能内容

• トップページ画面［トップ（Top）］タブの上部に設けたアイテム検索エリア内に、詳細検索条件を入力できるボタン（[詳細検索(Advanced)]ボタン）を設ける。

• [検索（Sesrch）]ボタンの右にある[詳細検索(Advanced)]ボタンを押下すると、詳細検索エリアを展開表示する。

  • 詳細検索エリアを展開表示すると、本ボタンは［閉じる（Close）］ボタンに置換される。［閉じる（Close）］ボタンを押下することで、詳細検索エリアを非表示とする。詳細検索エリアを非表示にすると、本ボタンは[詳細検索(Advanced)]ボタンに置換される。

• 簡易検索のテキストフィールドと詳細検索の各項目とのAND検索を行うことが可能とする。

  • 詳細検索では、検索方式ラジオボタン（［全文（Full text）］と［キーワード（Keyword）］）は簡易検索と同じものを使用する。
    各検索方式は簡単検索と同じ仕様とする。

• テキストボックスに入力して検索を行う場合、文字間に空白を入れることでAND検索を行うことができる。

• 以下の特殊な意味をもつ英字のみでは検索を行うことができない。
  a, an, and, are, as, at, be, but, by, for, if, in, into, is, it, no, not, of, on, or, such, that, the, their, then, there, these, they, this, to, was, will, with

• 以下の特殊文字は検索時に指定できる。
  入力された特別文字は内部的にエスケープする。
  + - = && || ! ( ) { } [ ] ^ " ~ * ? : \ /
  エスケープできない文字(「\<」「>」)で検索を行った場合は、「’\<’,’>’は検索に使用できません。」とエラーメッセージを表示する。

• 日付入力において、妥当ではない日付が入力された場合は「Field does not validate」とエラーメッセージを表示する。

検索項目は【Administration > 設定（Setting） > 検索設定（Search）画面】の詳細検索条件設定エリアの通りに表示される。設定についてはADMIN-14-11: 検索設定を参照。

• 詳細検索条件設定エリアの［初期選択（Initial Condition）］カラムにチェックが入っている項目は、初期状態で詳細検索エリアに表示される。

• 各詳細検索条件の項目は、詳細検索条件設定エリアで表示されている順番で表示される。

• ［使用項目（Useable Item）］カラムにチェックが入っている項目は初期状態では表示せず、検索条件項目のプルダウンで選択できるものとする。

• ［アイテムタイプ（Item Type）］の検索条件項目については、現在システムに登録されているアイテムタイプを取得し、表示する。

• 既に選択されている検索条件項目は、検索条件項目プルダウンで非活性（選択できない状態）とする。

各検索条件について、入力方式に応じて以下のいずれかの適当な入力エリアを設ける。

• テキストボックス

• チェックボックス

• プルダウン

• 範囲入力（[テキスト] To[テキスト]）

• 日付範囲入力（範囲入力＋カレンダー入力）

• geo_distance

表 1-2‑1　初期登録を行った環境で詳細検索エリアに初期表示される項目

検索項目ごとにある「X」ボタンを押すことで、検索条件を削除できる。

検索条件の表示の下に［検索条件追加（Add Search Condition）］ボタンを設ける。

• ［検索条件追加（Add Search Condition）］ボタンを押下すると、検索条件エリアを追加する。

• 選択されていない項目をデフォルト値とする。

• 入力欄が検索可能な項目の件数と同数になった場合、このボタンは非活性とする。

［クリア（Clear）］ボタンを押下すると、入力された検索条件を取消する。

日付を入力する検索項目について、テキストボックスを押下するとカレンダーのボタンが表示され、日付を選択することで、検索条件を入力できるものとする。

• 入力テキストフィールドでの入力とGUIでの入力の両方を可能とする。

• GUIを使用した場合は「YYYYMMDD」を指定できる。

• テキストフィールドから入力した場合は「YYYYMMDD」「YYYYMM」「YYYY」を指定できる。

• 上記以外の入力値を指定した場合は「Field does not validate」を表示し、アイテム検索はできない。

［検索（Search）］ボタンを押すことで、検索条件でアイテムの検索を実施し、検索結果がトップページ画面の検索結果エリアに表示される。

• JPCOARスキーマのマッピングでアイテム検索する。

• 検索方式：AND

• テキストボックス内にカーソルキーがある状態でエンターキーを押下することでも検索できる。

• 検索結果は【Administration > 設定（Setting） > 検索設定（Search）画面】での設定の通りに表示される。詳細については、USER-2-1一覧形式表示を参照。

• 検索結果エリア

  • ［エクスポート（Export）］ボタンを表示する。
    ボタンを押下すると、一括出力画面に遷移して、アイテムの情報をエクスポートできる。アイテムの一括出力についてはUSER-2-4: アイテム一括出力を参照。

  • アイテム表示の設定エリア
    デフォルト値について、設定されている【Administration > 設定（Setting） > 検索設定（Search）画面】の検索結果表示設定エリアから取得する。

    • ［表示順］（Display Order）プルダウンリスト：検索結果の表示順を選択する。
      選択肢は【Administration > 設定（Setting） > 検索設定（Search）画面】での「表示する」リストとする。

    • 順序プルダウン：昇順、降順を選択する。
      選択肢は「asc, desc」とする。

    • ［表示数］（Display Number）プルダウンリスト
      選択肢は「20,50,75,100」とする。

  • アイテム一覧表示

    • アイテムタイトルがリンク形式で表示される。
      リンクをクリックすると、該当アイテム詳細画面に遷移する。

    • 表示されるアイテムはロールによって異なる。
      システム管理者、リポジトリ管理者、コミュニティ管理者の場合はすべて表示される。
      ただし、制限公開されているアイテムについては、公開日までシステム管理者と登録者のみ閲覧可能となる。
      登録ユーザー、一般ユーザー、ゲストの場合はpublicなインデックスツリー内のpublicなアイテムのみ表示される。
      ただし、登録ユーザーに関しては自身で登録したアイテムのみPrivateであっても検索対象となる。

  • ページング機能を設ける。

    • ページングナビゲーションを操作することで、表示内容が切り替わる。

• 関連モジュール

• weko_search_ui：検索結果をUIに表示する

• weko_schema_ui

• weko_items_ui

• weko_theme

• 処理概要

メインコンテンツ」ウィジェットの［トップ（Top）］タブ上部にアイテム検索エリアを表示する。

• アイテム検索エリアには検索文字列を入力するテキストボックス、［検索（Search）］ボタン、［詳細検索（Advanced）］ボタン、全文(Full Text)/キーワード(Keyword)の検索方式を切り替えるラジオボタンを表示する。

［詳細検索(Advanced)］ボタンを押下すると、詳細検索エリアを展開表示する。

• 詳細検索エリアで初期表示される検索項目は【Administration > 設定（Setting） > 検索設定（Search）画面】の詳細検索条件設定エリアで［初期選択（Initial Condition）］カラムにチェックが入っている項目である。

• 詳細検索エリアが表示されている状態の時、［詳細検索(Advanced)］ボタンは［閉じる(Close)］ボタンに置換される。［閉じる(Close)］ボタンを押下することで、詳細検索エリアを非表示とする。詳細検索エリアを非表示にすると、再度［詳細検索(Advanced)］ボタンに置換される。

既に選択されている検索条件項目は、プルダウンで非活性（選択できない状態）とする。

検索項目ごとにある「X」ボタンを押すことで、検索条件を削除できる。

検索条件の表示の下にある［検索条件追加（Add Search Condition）］ボタンを押下すると、選択されていない項目の検索条件エリアを追加する。

• 選択されていない検索項目がない場合、このボタンは非活性とする。

詳細検索条件を指定して、入力エリア右隣の［検索(Search)］ボタンを押下することで、weko_search_ui.views.searchメソッドが呼び出され、検索の処理を実行する。検索文字列を入力しない場合、登録データの全件を対象とした検索を行う。

• ［検索］ボタンを押下せず、テキストボックス内にカーソルキーがある状態でエンターキーを押下することでも検索処理を実行する。

• 検索項目の選択肢は、weko_search_ui.config.py WEKO_SEARCH_KEYWORDS_DICTで設定している。

• 検索項目と対応するキーを表 1-2‑2に示す。

  • weko_schema_ui.mappings.v6.weko.item-v1.0.0.jsonにてElasticsearchでの文字解析方法を設定している。

  • FullText: 全文検索

表 1-2‑2　検索項目と対応するキー

表 1-2‑3　 IDの選択肢と対応するキー

検索処理後、「メインコンテンツ」ウィジェットの［トップ（Top）］タブに検索結果エリアを表示する。

• ［検索結果］エリアにはエクスポートボタン、アイテムの表示順、表示数の現在の設定、検索結果のアイテム一覧、ページングナビゲーションを表示する。

• 最初に検索した際は、アイテム表示に関する設定のデフォルト値として、【Administration > 設定（Setting） > 検索設定（Search）画面】での検索結果表示設定エリアで設定された値を取得し、取得した値に従って表示する。

［エクスポート（Export）］ボタンを押下すると一括出力画面に遷移し、アイテムの情報をエクスポートできる。アイテムの一括出力についてはUSER-2-4: アイテム一括出力を参照。

アイテムタイトルのリンクをクリックすると、該当アイテムの詳細画面に遷移する。

アイテムの表示順、表示数のプルダウンを選択すると、検索結果エリアでのアイテムの表示を選択した表示順、表示数に変更する処理を行う。

• 更新履歴