オブジェクトバージョン
目的・用途
本機能は、管理者として、アップロードしているアイテムのファイルバージョンを管理する機能である。
利用方法
【Administration > ファイル管理(Files) >オブジェクトバージョン(Object Version)画面】を表示する。
利用可能なロール
| ロール | システム 管理者 |
リポジトリ 管理者 |
コミュニティ 管理者 |
登録ユーザー | 一般ユーザー | ゲスト (未ログイン) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 利用可否 | ○ |
機能内容
【オブジェクトバージョン(Object Version)画面】には以下のタブが表示される
一覧（List）
フィルターを追加▼（Add Filter▼）
一覧（List）タブ選択中のみ表示
外観はタブだが機能としてはプルダウンメニュー
詳細（Details）
一覧（List）タブ選択中は非表示
一覧（List）タブの操作によって表示される
詳細（Details）タブ選択中に表示
「一覧」（List）タブにアイテムにアップロードしているファイルバージョンを表示する。
表示項目は以下の通りである
アクセス（閲覧）
- 目のマークを押すと「詳細」タブに遷移する。
「Bucket」：該当バケットのID値
「Key」：ファイル名
「Version」：ファイルのバージョン
「URI」：ファイルのURI
「Is Head」：True、False
True：最終版の場合「Deleted」：削除状態
「Size」：ファイルの容量値
「Created」：ファイルの作成時間
フォーマット：「YYYY-MM-DD hh:mm:ss.tttttt」「Updated」：ファイルの更新時間
フォーマット：「YYYY-MM-DD hh:mm:ss.tttttt」「Versions」リンク
リンクをクリックすると、該当オブジェクトバージョンがフィルターされる。
フィルター条件：
「bucket / Files Bucket / Id」：該当のバケット値
「key」：該当のファイル名
「Objects」リンク
リンクをクリックすると、該当オブジェクトバージョンがフィルターされる。
フィルター条件：
「bucket / Files Bucket / Id」：該当のバケット値
「Is Head」：Yes
「File」リンク
リンクをクリックすると、【Administration > ファイル管理(Files) > ファイルインスタンス(File Instance)画面】に移動し、該当ファイルがフィルターされる。
フィルター条件：
「ID」：該当ファイルID
「フィルターを追加▼」（Add Filter▼）ボタンをクリックすると、以下の追加可能なフィルターリストを表示し、フィルター名をクリックすると当該フィルタの入力エリアを追加する。
フィルター名
「bucket / Files Bucket / Id」
フィルター方式の選択肢：等しい（equals）
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「bucket / Files Bucket / Locked」
フィルター方式の選択肢：等しい（equals）、等しくない（not equal）
選択したフィルター方式に対して「はい」「いいえ」
「bucket / Files Bucket / Deleted」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Locked」と同じである。
選択したフィルター方式に対して「はい」「いいえ」
「bucket / Files Bucket / Name」
フィルター方式の選択肢：含む（contains）、含まれていません（not contains）、等しい（equals）、等しくない（not equal）、空（empty）、一覧にある（in list）、一覧にない（not in list）
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「File UUID」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Locked」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Checksum」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Name」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Storage Class」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Name」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Readable」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Locked」と同じである。
選択したフィルター方式に対して「はい」「いいえ」
「Key」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Name」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Version」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Id」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Is Head」
フィルター方式の選択肢：「bucket / Files Bucket / Locked」と同じである。
選択したフィルター方式に対して「はい」「いいえ」
「Size」
フィルター方式の選択肢：等しい（equals）、等しくない（not equal）、より大きい（greater than）、より小さい（smaller than）、間（between）、間ではなく（not between）、空（empty）
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Created」
フィルター方式の選択肢：「Size」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
「Updated」
フィルター方式の選択肢：「Size」と同じである。
入力された文字列を使い、選択したフィルター方式で絞り込む
設定したフィルターは「適用」（Apply）ボタンを押下することで一覧に適用される。
「フィルターをリセット」（Reset filter）ボタンを押下すると、設定したフィルターがリセットされる。
検索テキストボックス検索する
プレースホルダー：「Search: key」任意テキストを入力し、キーボードでの「Enter」を押すと、部分一致検索を行う。
テキストボックスの右端での「X」ボタンを押すと、検索条件がクリアーされる。
左端行の目アイコンを押すと、該当オブジェクトバージョンの詳細情報を「詳細」（Details）タブに表示する。
表示項目：Bucket、Key、Version、File UUID、URI、Checksum、Size、Storage class、Is Head、Deleted、Created、Updated、File、Versions
「File」リンクをクリックすると、【Administration > ファイル管理(Files) > ファイルインスタンス(File Instance)画面】に移動し、該当ファイルがフィルターされる。
「Versions」リンクをクリックすると、該当オブジェクトバージョンがフィルターされる。
関連モジュール
invenio-files-rest
処理概要
オブジェクトバージョン画面の処理について
オブジェクトバージョン画面を表示する。この操作によって、invenio_files_rest.admin. ObjectModelViewが継承したModelViewよりflask_admin.model.base.index_viewメソッドを呼び出す。このメソッドでfiles_objectテーブルよりバケット情報を取得し、ObjectModelViewのcolumn_listにあるキーに対応する情報を画面に表示する。
- オブジェクトバージョン詳細画面を表示する。この操作によって、invenio_files_rest.admin.ObjectModelViewが継承したModelViewよりflask_admin.model.base.details_viewメソッドを呼び出す。このメソッド下でfiles_objectテーブルよりオブジェクトバージョン情報を取得し、ObjectModelViewのcolumn_details_listにあるキーに対応する情報を画面に表示する。
オブジェクトバージョンの情報は以下のようなデータベースに保存する
- テーブル名：「files_object」
フィールド名：
・「version_id」
・「key」
・「bucket_id」
・「file_id」
・「root_file_id」
・「_mimetype」
・「is_head」
・「created_user_id」
・「updated_user_id」
・「bucket」
・「is_show」
・「is_thumbnail」
・「created」
・「updated」
更新履歴
| 日付 | GitHubコミットID | 更新内容 |
|---|---|---|
|
353ba1deb094af5056a58bb40f07596b8e95a562 | 初版作成 |